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2011年11月

2011年11月30日 (水)

11月あれこれ

 

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【写真1】

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『酒場放浪記』効果かわからないが、鳥郎寄席がとうとう満員札止めに!

三人しか入らなかった時代を考えれば夢のようだ。

今まで頑張ったな、俺。
というか、一生懸命DMを出してるのは貞寿さんですけど。

ところでこの日、ソウルファン仲間Tさんから思わぬ誕生日プレゼントが。

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『Urban Dancefloor Guerillas/P.Funk All Stars』

名前の通り、Pファンク軍団の演奏で、
ジョージ・クリントン80年代の名作と言われているCDだ。

1983年録音だから、ちょっとテクノっぽいサウンドで聴きやすく、(クリントンにしては)ポップスっぽい曲もあり、とても楽しめた。

イカしたプレゼントをありがとうございます!




【写真2】

大須公演(のことはもう載せたけど)に向けての準備。

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この二人に任せたら喋ってばっかでなかなか進まないんじゃ……
と思ってると、黙々と作業に勤しんでる。

やる時はやるじゃないかー(仲間由紀恵風に)  しかし……

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そのうち飽きてきて、二人で延々と喋りたおし。
そりゃそうだよな、このシチュエーションじゃ。
セッティングした俺がバカでした。

ところで昇乃進兄さん、回転寿司が好きだということを初めて知った。
この日作業が終わってから二人で行ったんです。

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店によって味の違いが相当あるのだとか。
確かに、それは重要なんで、兄さんがオススメの店をいろいろ教えてもらった。
今度行ってみようっと。

値段恐いんでタコイカ三昧で (コラ)




【写真3】

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東村山市の萩山にある公民館で落語会。

近く住んでる高校の同級生が、お母さんともども見に来てくれた。
公民館から歩いて数分のところに実家があるっていう、こりゃもう散歩レベルの近さ!

落語は古典をやったんだけど、若い人もちらほらいたんで新作でもよかったかな?

併設されてる図書館で、いらなくなった本を持ち帰れるコーナーがあったんで
何冊か貰ってきてしまった。
おかげでバッグが重たい。


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エラリー・クイーン 『災厄の町』! 楽しみ~



【写真4】

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長野・飯綱町にある『天狗の館』で落語会。

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近くにはスキー場もある高原で、日本にいる感じがしない。

食堂から出前してもらった本場のソバをすすってると
窓際に何かの気配を感じて思わず振り返る。

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ネコが……。



【写真5】

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日本橋亭の『春風亭昇乃進の会』にゲスト出演する。
鶴光師匠を囲んで記念撮影。

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ハネた後、見に来てた常連さんを誘って飲む。
もちろん近くのさくら水産で (オイ)

この日は談志師匠逝去の報があった翌日だったから、
高座も打ち上げも談志師匠の話一色って感じだった。
談志師匠については長くなりそうなんで、どこかで改めて書ければと思ってます。



【写真6】

その常連Yさん、持ってるカメラが私のと同型種だということがわかった。

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オリンパ~ス

やっぱりYさんもカメラを取り出すと「あっ 今話題の?」とツッ込まれるという。
いやぁ、お互い妙な事件に巻き込まれたもんですなぁ (←巻き込まれてない)

でもクオリティは高いから好きなんですよ、オリンパス。
ただちょっとした欠点があるだけで。


カメラも経営もブレがあるという……。


謎掛けかよっ


あ、ちなみにエリエールもティッシュが取り出しやすくて好きなんです、私。

どっちもダメな奴らクビにしてー 頼むから。



【写真7】

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桂小南治師匠の芸術祭受賞記念パーティーに出席する。

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同期の人も出席。元気でなによりです。

着席のビュッフェ形式で、ゴハンの美味い東京會舘だからと期待をしてたら


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見てくれよ、これ。どれも美味いぜ!
メンチカツサンドなんか目の前で揚げてくれるんだから堪らない。
短い時間で腹を満たし、後ろ髪をひかれる思いで中座して浅草夜席へ。

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有楽町ではもうクリスマス仕様のライトアップが。気が早いなぁ。




【写真8】

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からの浅草夜席。写真はトリの小円右師匠です。

浅草は元来昼間の街で、夜になると人通りがまばらになってしまう。
寄席もやはり昼席がよく、夜席は……という感じだったんだけど、
どういうわけかこの芝居、夜席の入りがいい。

しかも雰囲気も好意的で、したがって気持ち良く高座をつとめられた。

そんな高揚した気分のままトリまで残ってると、
小円右師匠に声を掛けていただいて近くの餃子屋でご馳走になった。
師匠も気持ち良かったのかもしれないな。

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パーティーの席も隣だったし、
何だか今月は昇乃進兄さんとずいぶん一緒にいるような気がする。
下手すりゃ奥さんよりも。

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ウワー! もうわかりましたっ

……フゥ 金太郎飴みたいだな、まったく。

三人でソフトバンクが優勝したのを見届けて帰宅する。

関係ないけど栗山さんってどうなの?



【写真9】

音楽ドキュメンタリー二題



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●『リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド』

ジョージ・ハリスンの伝記。田中君と六本木ヒルズの映画館まで見に行く。

「クワイエット・ビートル」と呼ばれたジョージ・ハリスンだけあって、
今までジョージだけをこれだけまとめた映画はあまりなく、
「ジョージ・ハリスンから見たビートルズ」ってのが新鮮だった。

タイトル通り、ビートルズで成功を遂げた彼が物質文明から徐々に遠ざかり、
自然に囲まれ瞑想に励む暮らしへと変わってゆくのがこの話のキモなのだが、
それにしても時間が……長いよ、スコセッシ!

午後8時過ぎから見たのに、映画が終わって気がつくと12時を過ぎていた。
おかげで終電を乗り過ごしそうになり(小田急線、終電早いんです)、
タクシーの世話になる羽目に。

これぞまさしく、リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド……。


いちばん面白かったのが「ウォール・オブ・サウンド」フィル・スペクターのくだり。

「 フィルを(ジョン・レノンがアルバムを製作していた)
スタジオに連れてったら、2時間もじっと聴いてたから、
『フィル、何かしてくれよ』
と言うと、彼は無言でエコーのボリュームを上げたんだ。 」

やっぱそこかいっ! っていうね。





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●『天才ピアニストの愛と孤独』

グレン・グールドのドキュメンタリーはこれまでにもいくつかあるけど、
ここではかつての恋人達が公の場で初めてインタビューに応じたのが見物になっている。

特に作曲家の奥さんであるコーネリア・フォスの証言が貴重で、
あの奇人グールドが(たとえ人妻とはいえ)、
真剣に家庭を持とうと考えていたというのが興味深い。

あと演奏しているシーンがいくつもあって、
脚を組み、鼻唄をハミングしながら演奏してる所なんかはこれぞグールド!
といった感じで嬉しくなってしまった。

たぶん厳しいピアノの先生だったら卒倒してしまうだろう。
そのあたりは談志師匠とも通じるものがあるような。

そんなグールド、ライヴを生で見られなかったのは残念だが、
そのかわり、今こうしてドキュメンタリーで新たな証言が聞けるわけで、
どっちがいいとは言えないのかもなぁ。

映画自体はカナダ産らしく、いたって真面目に作られてて
もうちょっと遊びがあってもいい感じがしたが、
カナダの湖畔や森の中を歩くグールドの孤独な姿はやはり魅力的だ。

グールドが亡くなった時、
自室の枕元には、愛読書である漱石の「草枕」が置いてあったという。

                                                          

2011年11月28日 (月)

大須・秋公演

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ご来場、ありがとうございました!



【写真1】

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朝8時・東京駅。
みんなの切符を預かっていた私は、(珍しく)早く着きすぎたので、
駅ナカ地下にある『Drip Mania』というスターバックス的なカフェで時間をつぶす。
アイス東京ミルクコーヒーというのを飲んだら、これがまろやかでよかった。

砂糖は無しで。牛乳のほのかな甘みが良い。ですよねっ

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このあと、車内で寝て少しでも体力を温存しようとしたんだが、
自分の座席が三人掛けの真ん中で、両端が夢花兄と昇乃進兄。
ビッグマウス二人が私越しに喋り倒し。

寝られるわけがない
(T_T)



【写真2】

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というわけで、公演前日に名古屋入りしたんだけど、
もちろん観光や散策などする余裕もなく、ひたすらビラ配りと準備に明け暮れる。

疲れてくると、余計なおしゃべりが楽しいのはなんでかなー

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身を乗り出して喋る人




【写真3】

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今回は、私がほぼ受付を担当しました。
いまだに私を事務員だと思っている名古屋の人も多いであろう。

いーもんね、口上で言うネタが増えたからっ

しかしハードな時間だったのは間違いなく、ちょっとでも客足が途切れると、
ご覧のとおりの呆けた状態に。

帰ってから会計してる夢を見たよ。




【写真4】

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そうは言っても会場は毎回、ほぼ満員でありがたいかぎり。雰囲気も凄くよかったし。
やはり大須、いい小屋である。





【写真5】

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初日の夜、芸術協会ご用達の飲み屋、『お馬のおやこ』へみんなで顔を出した。
ら、なんと私の似顔絵が

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差し入れのお茶も含め、ありがとうございますっ



【写真6】


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口上前のひととき。

名古屋まで見に来てくれた円馬兄さんの指示もあり、
半分以上の公演で口上をやった。

この口上、受付を代わってもらって慌ただしく着替えたりして、
なかなかに準備が大変ではあるんだが、
皆さんの喜ぶ顔を見ると、そんな苦労もしゃーねーなぁと思う。

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↑喜ぶ顔



【写真7】

12

千秋楽も無事終わり、席亭やスタッフも含め全員で記念撮影する。

いやー 疲れた!
前回、5日間・10公演でくたくたになった経験を活かし、今回は

「三日間で疲れ切らないうちにサッと切り上げよう作戦」 (なんじゃそら)

で行こうと思ったんだけど、
サッとは切り上げられなかったなぁ。

結局、マラソンならマラソンで、1万メートル走なら1万メートル走で、
100mなら100mで、極限まで力を使い果たしちまうってことですよ。

でもそんな俺達が好きさっ

ということで、来春公演もまたよろしく!


……帰りの新幹線
力を使い果たさなかった奴らの際限ないお喋り(【写真1】↑参照)に挟まれ、
骨の髄まで疲れ切ってぼやけた顔をガラス越しに見ながら、
独りつぶやく私の姿があった。

「次は……二人掛けに…座り……たい…」

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ではでは、グッドバイ!




【おまけ写真】

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恒例 名古屋めし



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今回も行ったぜ! 寿がきや

肉ラーメンやばいぜ! 寿がきや

店員もっとやる気出そうぜ! 寿がきや

でも好きだぜ! 寿がきや





大須(というか名古屋)時間では夜9時が東京での11時くらいにあたるらしく、
その時間になるとコンビニエンスストアーと飲み屋以外はほぼ店仕舞いしてしまう。

飲食店も例外ではなく、
名古屋へ行くと味噌カツを食べたい、といっつも思うんだが、
有名な大須の『矢場とん』もやはり夜9時閉店。
つまり寄席がハネてからでは確実に間に合わない(夜席は9時前後の終演)のである。

これではいつまでたっても食べられないので、必死にガイド本で捜すと、
大須から程近い栄に、遅くまでやってる味噌カツの店があった!

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『黒豚屋 らむちい』

ここ、味噌カツは普通に美味いんだけど、スゴいのが

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ネギの山! ネギで味噌カツが見えない。
こうして味噌カツにネギを合わせて食べると、美味さが倍加されるのだ。
結構なメニューでした。

あれっ そういえば店の看板の隣に写ってる人って、もしかして……。





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大須演芸場近くのタコ焼き屋。
あれっ  隅の方で気取ってタバコを吸ってるのは、もしかして座敷わらしっ

……鯉朝兄さんでした。

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醤油味ってのがあって、これが一見ちょっと合わないような気がするのに、
実際食べてみると思ったほど醤油が強くなく、ソース味と遜色なく食べられた。

関係ないけど、お店に貼ってあったポスターに地元限定アイドル「OSU」
ってのがあった。これ、ホントにあるの!?

写真撮り忘れたんでこんど。




そしてついに!  食べたよひつまぶし。

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大須演芸場から徒歩2分の所に『やっこ』という名店があるにも関わらず、
前述のように時間が合わずいつも指をくわえて見ていただけだった。
今回も公演前日の夜に行ったら10分程の差で間に合わず閉店、諦めかけていたのだが……。

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フフフ……
俺はやるときはやる男なのだっ (←大袈裟)

味はちょっと濃いめで、この辺は他の名古屋めし同様、好みの分かれる所だけど、
焼き鰻が香ばしくて自分は好きだ。

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そして最後は鰻茶漬け。贅沢な時間である。
また他の店に行ってみたいなぁ。

                                                                                                                           

2011年11月 9日 (水)

告知! 『大須で江戸噺』・その他

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さぁ、というわけで大須演芸場、奇跡の秋公演ですよ!

今回は春よりちょっと短い三日間、全6公演なんで、
おそらくは、真っ白に燃え尽きる前に帰ってこられるであろうと。

ただしプライベートな時間は殆どありませんがね。

…いやいや、何言ってんスか! (←お前がな)
満場の中でたっぷり落語をやれるだけで幸せっスよー
いや、これホント。


……で…も…せめて……ひつまぶ…し……くらい……は……


いや、何でもないっス!
東海地区の方、ご来場お待ちしてます!


また、今月の東京での予定も併せてアップしましたんで、こちらもどうぞよろしく。


……ひつ……ま…ぶっ……
(コラ)



●『大須で江戸噺』

2011年11月11日(金)~11月13日(日) 昼夜公演

時間:〔昼の部〕12時30分開場、13時開演
   〔夜の部〕18時開場、18時30分開演
   ※11/13(日)夜のみ、17時開場、17時30分開演

入場料:前売1000円、当日1500円(全席自由席)
※昼席の前売券は完売しました(当日券は若干数あり)

場所:大須演芸場
   名古屋市中区大須2-19-39
    (地下鉄鶴舞線・大須観音駅徒歩3分)

問合せ:090(7279)0093柳太郎

出演:瀧川鯉朝、春風亭昇乃進、三遊亭遊雀、三笑亭夢花、春風亭柳太郎、古今亭今輔

◆柳太郎出演時間(一部ネタ出し)予定
11/11(金)昼:14時30分前後〔口上後4番目〕
11/11(金)夜:20時10分前後〔5番目〕
11/12(土)昼:13時〔1番目〕
11/12(土)夜:20時30分前後〔6番目・トリ〕『尻餅』
11/13(日)昼:13時40分前後〔3番目〕『目黒のさんま』
11/13(日)夜:17時50分前後〔2番目〕

※出演時間予定はあくまでも目安です。
実際の出演時間はずれる場合がありますので、あらかじめご了承下さい。
※詳細は落語芸術協会ホームページをご覧下さい。





●浅草演芸ホール11月中席 後半
(11/16~11/20)
11時45分~21時

☆柳太郎出演時間:17時15分~17時30分

(※出演日・出演時間は予定です。
時間変更・休演する場合がありますので、ご了承下さい。
御来場の際はお手数ですが、あらかじめお問い合わせ下さいますよう、お願い申しあげます。)

◆上記問合わせ:090(7279)0093 柳太郎



★『春風亭昇乃進の会』

 日時:11月24日(木)
    17時30分~20時30分
 場所:お江戸日本橋亭
入場料:前売1500円
    当日2000円

☆柳太郎出演時間:19時05分~19時25分

問合せ:03(5909)3080 落語芸術協会

※詳細は落語芸術協会ホームページをご覧下さい。

                                                                                                                             

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