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2011年6月

2011年6月30日 (木)

3~6月・仕事のことなど

                                                              

震災前後の仕事をどどーんと



【写真1】

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『新作の新作』
大須のお土産を配ったら、えらく好評だった。
落語よりもっ!?


いや、そんなわけないでしょっ
ハハハ……




【写真2】

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しんゆり芸術祭

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小遊三師匠とツーショットは初めて……かもしれないな。

身近すぎて撮っていなかったのだった。




【写真3】

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恒例・赤羽『ワンコイン寄席』
(写真は林家花さん)

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今回は被災地支援のチャリティも兼ねていて、
裏庭では住人総出で縁日が。
私もカレーをいただきました。

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凄かったのが、演芸会場の家のご主人がオーディオマニアで、
メチャクチャいい音でジャズやポップスを聞けたこと。

CDラジカセやミニコンポで音楽を聴いてる俺って……。

装置がいいと出てくる音がこうも違うもんか。




【写真4】

八王子のお洒落な飲み屋『ルパン』で貞山先生の独演会。
その合間に私が挟まって落語をやる。

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貞山先生の会なのに、写真はなぜかお嬢さんの貞鏡さんと。

ホント、かわいいコがいるとすぐにコイツは……

いや、違ーう!
貞山先生と撮るチャンスを逸してしまって。今度撮らせて下さい。


ちなみに、店名の由来はあの『ルパン三世』から。
店内にはルパン三世グッズが溢れかえる。

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私もルパン大好きなんで(特に最初の青背広!)、時間を忘れて物色した。
今度このブログにもルパンのこと書くぞー




【写真5】

震災前後で鳥郎に2回行った。

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3月始めは寒いうえに雨が降ってそこそこの入りだったのが

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5月は満員の大入り。
天災があったにも関わらず、客足が伸びるとはありがたいことだなぁ。


もっともこの会場、キャパが限界でこれ以上はキツいのだが。

じゃあ、なんならトイレにあと二人いれて……


『ねずみ』かっ




【写真6】


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富田先生との二人会が無事に終わってひと月後、
『子ども家庭教育フォーラム』で、一日完結のワークショップをやった。

今回は、常連さん以外に初心者多数で大変だったけどちゃんといい噺が出来たし、
こちらも新たな体験が出来てよかった。


やっぱり、一日費やすからには、何かいいものを持って帰ってもらいたいですしね。


それで最近、日暮亭の皆さんがブログを立ち上げましたので、よかったらご覧下さい。

普段活動しているボランティア落語のことをベースに、
カウンセリング・落語への熱い思いが綴ってあります。


●『 カウンセリング落語ボランティア 日暮亭blog 』
http://rakugo.iku4.com


どうぞよろしく!




………………………




他にも仕事行ったんですが、写真撮ってなかったりしたのでこの辺で。

そうそう、横浜橋商店街の薬屋さんの落語会、
超豪華な弁当、美味しかったですよ!  ご馳走さまでした。

やはり鰻は……いい (天ぷらも)


でも思ったんですけど、
5月に入った辺りからどこの会場でも皆さん積極的に笑われてて、
とてもいい盛り上がりを見せていたのは、
いろんな意味で、抑えていた感情が解き放たれたということなのだろうか。

それは被災地の人達も同じだったけど。


やっぱり、それぞれの役割ってのがあるんだろうな。
まぁ私は私の役割を果たしつつ、それ以上にガンガンやっていきたいんで、
ひとつヨロシク、ロックンロール!                                                           

って、またかよ!

                                                              

2011年6月18日 (土)

石巻・気仙沼

                                                                                                                              

6/15~6/16に桂歌助兄さん・桂枝太郎君と
石巻・気仙沼の避難所で落語をやってきました。
その時の模様です。



【石巻】

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洞源院(どうげんいん)という山の上にあるお寺の本堂で演芸会。

10年ほど前、歌助兄さんの紹介で落語をやったことがあり、
その縁で今回も歌助兄さんと車でやって来た。

なにしろここは有名なお寺で震災後、鶴瓶師匠やさだまさしさんが慰問に駆け付けている。
このあと南こうせつさんもやってくることになってて、
被災者の方々がはたして我々を受け入れてくれるのだろうかという不安があった。

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しかし、そんな不安は必要なかった。

皆さんよく笑ってくれて楽しい時間を作り上げることができた。
我々の前に地元のミュージシャンの方が出演して盛り上げてくれたし、
避難所と落語をやる場所を別にしたのもよかったかと思う。


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落語が終わり、ご住職を囲んで飲む。
それぞれからあの日の話を。
ちょっとした場所や時間の違いが生死を分けたことがポツポツと語られた。

そういった生々しい話も、これだけの時間が経過したからこそ、
皆さんある程度冷静にお話し出来るのだろう。

実際にこのお寺では、震災から一週間は完全な自給自足で、
300人超の被災者がわずかな食料を分け合って過ごしていたのだという。

結局、最後に頼りになるのは政治や金の力でなく、
洞源院みたいな素朴な地域のコミュニティーってことなんだろうか。
感動すると同時に、今の風潮から考えたら皮肉な話だと思う。

ご住職は気概のある方で、まとまりのない地元の行政の対応に激しく怒っておられた。
私は生来はぐれ者で部外者ではあるけれども、この姿勢には共感してしまった。


しかし、ここのお寺の被災者の方々はみんな元気だなぁ。
それぞれ深い悲しみを抱えていらっしゃるのだろうが、
極めて穏やかに暮らしていて雰囲気がいい。
ご住職の人柄だろう。


翌朝のミーティング。
被災者が集まり、当番の人から連絡事項が。

「市役所の被災者名簿に名前を記載してない方は、すぐに書いて下さーい
○○さん、あなた書かないから死亡したことになってますよっ」

みんなから自然な笑いがおこる。




【気仙沼】

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気仙沼もやはり十数年前
まだ前座の頃に、うちの師匠・柳昇と公演に訪れたことがある。

くしくも今日(6/16)は師匠の命日だ。
こんな形で再びこの地に来るとは想像もしなかった。

出演前、NPO法人で活動している地元出身の境恒春さんに気仙沼の街を案内してもらう。

師匠と歩いた思い出の大通りが殆ど被害を受けていなかったのは安心したが、
港やコンビナートなど海岸沿いはガレキの山で当時の惨状がしのばれる。

Photo_5

会場は小高い丘の上ある小さい公民館の避難所で、
被災者が生活している場を借りてそのまま落語をやるスタイル。
これはいちばん難しいパターンだ。どうなるかと思っていたら、
石巻と同様、いやそれ以上によく笑ってもらえてホッとした。

今回の震災は被害が甚大なだけあって、大きな避難所には今をときめくタレントが
(今をときめかないタレントも)入れ代わり立ち代わり来てるみたいだが、
小さな避難所は見過ごされやすいらしく、
そこの公民館の皆さんも娯楽に飢えてらっしゃるような印象を受けた。

そういった意味で、我々も自分達の役割をこなせて
気持ちを高揚させ気仙沼を後にすることができた。

我々が皆さんに何かをお届けするのと同じくらい、
我々も皆さんから尊いものをもらっているのです。



【おまけ・愛玩動物①】

Photo_6

洞源院のネコ。ペルシャ猫だそう。
鎖を付けてるから犬かと思った。

最初は可愛いげのない奴めっ と思ってたのに、
その辺をチョロチョロするのを見たり、ニャーニャー鳴くのを聞いたりしてるうちに、
かわいくなってくるから不思議だ。

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「ブサカワ」とはまさにこのこと。

ニャロメってこんな感じなんだろうか。





【おまけ・愛玩動物②】

Photo_8

高座を終え、噺がウケて尊大になる枝太郎。
さっきまで被災した子供の作文を読んで泣いてたのに、
この変わり身の早さはなんなんだっ

可愛いげは……ないよなぁ。測隠の情はあるけど。

この後、ますます気が大きくなり、帰りの車中、助手席でひたすら喋り倒していた。
でも、そのうちの七割が○○の話って……。運転してるこっちの身にもなってくれー

そこまでいったらもう、嫌いとかのレベルじゃないよ。

愛だろっ、愛!

                                                                                                                         

2011年6月 6日 (月)

6/4(土) 柳太郎の会

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(受付のコに一眼レフで撮影してもらった。恐ろしいほど細密に撮れてるっ)

震災後はじめての独演会、雰囲気がどうなるか多少不安があった。
しかし、蓋を開けてみたら全く心配なく、よく笑ってもらえた。
お客冥利に尽きます。


あと大須の時にも感じたんですが、
体力的に無理はできないトシに差し掛かってるような。

いくらネタおろしだからといっても稽古でムチャすると、
次の日、疲れがとれないー
ちゃんと休息はとるようにしよう。


ですがっ

そんなの関係なく体力無視で、これからも身体張ってやっていきますので、
いろいろヨロシク!  ロックンロール!  ん?


ご来場ありがとうございました!

                                                          

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